2025/12/18
ウイルス対策は何故必要なのか?
ハードウェア、ソフトウェアともにセキュリティは日々進化しています。
しかし、それと同時に攻撃者の手口も、より巧妙で悪質なものへと進化を続けています。
今回はこの「脅威(ウイルス感染やランサムウェア感染)」と「対策」について解説を行います。
攻撃の目的は「金銭」と「情報」
現代のウイルスはパソコンを壊すことではなく、「いかにお金と情報を奪うか」という明確な犯罪ビジネスとして運用されています。
《以前より存在するウイルス》
「OSの破壊」、「いやがらせ」や「大量の広告表示」が主な目的。
《現代の問題とされているウイルス》
「サイバー攻撃」、「金銭の窃取」と「個人情報・機密情報の売買」 。
主な被害
- ネットバンキングの ID を盗まれ、預金を不正送金される。
- クレジットカード情報を盗まれ、勝手に使われる。
- SNS アカウントを乗っ取られ、友人になりすまして詐欺を働く。
- 個人情報がダークウェブで売買され、別の犯罪に悪用される。
被害は自分だけでは済みません
気づかぬ間に自分が「加害者」になることも
- 自分以外の個人情報(会社の情報等)が盗まれる。
- 友人や同僚、取引先にウイルス付きメールをばらまく。
- 会社のネットワークへ侵入するための「侵入口」にされる。
これらのように知らぬ間に「加害者」にされてしまう可能性があります。
これらはあなたの「社会的信用を失墜」させ個人のデータ損失以上に深刻な被害につながります。
ウイルス対策ソフトを始めとしたセキュリティ対策は、こうした金銭や情報に直結する脅威からあなたを守るための「デジタル金庫」の役割を果たします。
たったひとつの対策方法
《ITリテラシーという名の盾》を持つことです。
進化を続ける脅威に対して、絶対に大丈夫な対策はありません。
現実で詐欺に引っ掛からないのと同じように、ITリテラシーを身に着けていくことが大切です。
- 一般用途ではコストを重視し、インターネットをメインとしたセキュリティ対策。
- ビジネス用途では端末に重要な情報を保存しない、安易にWi-Fiに繋げない等の立ち回りによる対策。
- 法人で対策を徹底的に行うのであればコストをかけてUTMの導入による対策。
このように立場や目的、掛けられるコストによって考え方も変わります。
現状の対策を過信せずに知識を身に着けることからウイルス対策を始めましょう。
