メモリ
パソコンのメモリとは?
パソコンのメモリは、一時的にデータやプログラムを保存する場所として機能する部分です。このメモリが大きいほど、多くのデータやプログラムを同時に扱うことができ、パソコンの動作がスムーズになります。
メモリの種類
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RAM(Random Access Memory): これは「揮発性のメモリ」とも呼ばれ、読み書きを自由に行えます。電源を切ると中のデータは消え、パソコンが動作している間、アプリケーションやデータが一時的に保存される場所です。
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ROM(Read Only Memory): これは「不揮発性のメモリ」とも呼ばれ、書き込み不可・読み出しのみ可能なメモリです。音楽CDやゲームソフトなどがこれに当たり、イメージしやすいと思います。
パソコンやスマートフォンなどに入っているメモリはRAMとなります。
メモリの規格
- DDR
- DDR2
- DDR3
- DDR4
- DDR5
1枚あたりの容量も4GB〜8GBのパソコンが多く、ゲーミングPCや動画編集に利用されるパソコンでは16GB~32GBが使われることもあります。
メモリの性能として処理速度(転送速度)が早いものほど、素早い動作を実現します。
例えば、
DDR4-12800 転送速度12.8(GB/s)
DDR4-34100 転送速度34.1(GB/s)
を比較した場合、理論上は2.66倍もの差があります。
DDR4-〇〇〇〇〇←〇の部分が大きい方が性能が高くなります。
デュアルチャネル
パソコンは
- 4GB×2枚=8GB
- 8GB×2枚=16GB
- 8GB×1枚=8GB
- 4GB×2枚=8GB
なぜメモリは重要なのか?
メモリは、パソコンの「作業台」と考えるとわかりやすいです。作業台が広ければ、多くのものを置いて作業することができます。同様に、メモリが大きいと多くのアプリケーションやデータを同時に扱うことができます。
例えば、ウェブブラウジングをしながら、ワードやエクセルを開いて作業をする場合、メモリが少ないとパソコンが遅くなったり、フリーズする可能性があります。
メモリの選び方
- 基本的なタスク(ブラウジング、ワード処理など): 4GB〜8GBが一般的です。
- ゲームやグラフィックデザイン: ゲームや使用するソフトウェアに応じて、16GB〜32GBが推奨されます。
- ビデオ編集や3Dレンダリング: 32GB〜64GB以上が理想的です。
- 仮想化やサーバー: 仮想マシンの数やサーバーのワークロードに応じて、64GB以上が必要です。
まとめ
パソコンのメモリは、データやプログラムを一時的に保存する非常に重要な部分です。メモリの容量によって、パソコンの動作のスムーズさが変わるため、用途や予算に合わせて適切なメモリを選ぶことが大切です。